2011/07/18

Can't locate unicore/PVA.pl

SL4A + Perl でスクリプトを書いていじってたら、日本語(マルチバイト)があった部分で、
Can't locate unicore/PVA.pl in @INC (@INC contains: ~@INCのパス~) at /data/data/com.googlecode.perlforandroid/files/perl/5.10.0/utf8_heavy.pl line 97, line xxx.
というメッセージが出力された。これはhide_o_55氏の
SL4AのPerl for Androidでマルチバイト文字を使う際に落ちる件
に書かれている手順でAndroid.pmのdo_rpc()を修正することで動くようになる。

しかし、日本語をファイルへ出力しようとすると、
Wide character in print at スクリプト名 line xxx, line yyy.
となり内部エンコードのまま出力されている。EncodeがあればいいのだがSL4A + Perl にはない。コンパイルするのも手間がかかりそう。
ということで、unicore/PVA.pl を用意してみる。

SL4AのPerlにはPVA.plを作成するのに必要なモジュールの一部がないので実行はLinux PCで。
SL4AのPerlのバージョンが5.11.0なので、http://www.cpan.org/src/5.0/からPerl 5.11.0のソースをダウンロードして展開。
cd perl-5.11.0/lib/unicore
perl ./mktables
cd ..
と実行してPVA.plが作成されたことを確認。このファイルだけあればOKというわけではないので、unicoreディレクトリをSDカード(/sdcard/com.googlecode.perlforandroid/extras/perl/site_perl/)にコピー。
これで今のところAndroid.pmのdo_rpc()を修正しなくても、うまく動いている模様。

2011/05/23

Androidのターミナルでsl

歌代氏が、sl-jslinux - hatena.utashiro.comでjslinux向けにslを動く用に修正されたソースを公開されていた。
vt100 環境限定となっている。Androidのターミナルでも動くかも。
Android NDKの環境構築も兼ねて、コンパイルしてみる。

まずAndroid NDK | Android Developersから、Linuxでコンパイルするのでandroid-ndk-r5b-linux-x86.tar.bz2をダウンロード。
ダウンロードしたファイルをホームディレクトリで展開。

コンパイル用にディレクトリ(~/sl/jni/)を作成。

slコマンドのソースの
 #include <tcclib.h>
となっている行を
 #include <stdio.h>
に修正し、sl.cとして~/sl/jni/に保存。

~/sl/jni/Android.mk を以下の内容で作成。
LOCAL_PATH := $(call my-dir)
include $(CLEAR_VARS)
LOCAL_MODULE := sl
LOCAL_SRC_FILES := sl.c
include $(BUILD_EXECUTABLE)
~/sl/jni/に移動してコンパイル。

$ ~/android-ndk-r5b/ndk-build
と入力すると
Compile thumb  : sl <= sl.c
Executable     : sl
Install        : sl => libs/armeabi/sl
と出力された。~/sl/libs/armeabi/に移動し、

$ file sl
と入力すると、
sl: ELF 32-bit LSB executable, ARM, version 1 (SYSV), dynamically linked (uses shared libs), stripped
と出力された。これをIS01に送って実行してみる。


slコマンドが動いた。

2011/01/26

Android用のwgetを導入

以前インストールした Busybox for android のwgetでは名前解決ができないので、Android用にコンパイルされたwgetを Jacob Hoffman-Andrews' Android stuff からダウンロードしてIS01にインストール。

パッチを見ると思ったより修正が必要だな、と。

Zaurusではwgetのバージョンが1.10.2の時にクロスコンパイルをしてみたけど、当時のメモを見るとソースの修正はなく、configure時にいくつかオプションを指定してmakeしていた模様。

GNU関係のソフトをAndroidに入れようとすると、それなりに修正が必要なのかな。

#wgetを入れたのは、LWPを入れるのが大変そうだったので。

2011/01/19

IS01でSL4AのPerlを動かす

SL4AからPerlを起動(という表現でいいのか?)する時にLD_LIBRARY_PATHにK.Takata氏がコンパイルしたlibm.soへのパスを追加できれば動くと思われるので、消極的な方法で動かしてみる。
libm.soはIS01でPerlを動かすを参照。

試してみる方は自己責任で。
必要なもの。
  1. root権限
  2. K.Takata氏がコンパイルしたlibm.so
手順
  1. Perl for Android のperl (/data/data/com.googlecode.perlforandroid/files/perl/perl)を「perl0」にリネーム
  2. libm.soを/data/data/com.googlecode.perlforandroid/lib/にコピーし、パーミッションを755、所有者を元々あったperlと同じにする。
  3. /data/data/com.googlecode.perlforandroid/files/perl/perlを以下の内容で作成し、元々あったperlと同じパーミッション、オーナーにする。
#!/system/bin/sh
LD_LIBRARY_PATH=/data/data/com.googlecode.perlforandroid/lib exec /data/data/com.googlecode.perlforandroid/files/perl/perl0 $*
2.のlibm.soは/data/に置いてもいけるはず。ただし、3.のLD_LIBRARY_PATHをそのように変更する必要あり。
3.のシェルスクリプトは、LD_LIBRARY_PATH ~ perl0 $* の部分は1行で記述。execは
無くてもいいかも。

Android for Perlのインストール時に一緒に入るサンプルのtest.plを動かしてみる。

2011/01/10

ターミナルでのパイプの入力2

ターミナルでのパイプの入力 でパイプの入力に手間がかかる、と書いたのですがAndroid Terminal Emulator 1.0.21でBall + 5 でパイプが入力できるようになったようです。
#SSHを使うので、最近はConnectBotがメインになってますが。

2011/05/17 追記
現在のバージョン1.0.27ではBall + 5では入力できません。
最近使ってなかったので気づかなかった。

2011/10/09 追記
1.0.32ではMENU -> その他 -> 設定 -> Fn key で "Jog ball"を選択してあげればBall + L でパイプが入力できます。

2011/01/09

IS01でPerlを動かす

2011/01/03の IS01ではSL4AのPerlは動かない では、SL4AのPerlは動かなかったが、__aeabi_fadd などを含んだ状態のlibm.soをIS01用にコンパイルして下さった方がいた。

ハングアップの日々 (2010/12) K.Takata氏のページ

2010/12/13 の記事にあるlibm.so (libm.7z)をダウンロードし、IS01にコピー。
adb push libm.so /data
adb shell
$ chmod 755 libm.so
で、Perlを起動してみる。
$ LD_LIBRARY_PATH=/data
$ /data/data/com.googlecode.perlforandroid/files/perl/perl --version
動くことを確認。しかし、K.Takata氏が書かれているとおり、SL4A上からはPerlが動かせない。K.Takata氏のように、SL4AのPerl for Androidをコンパイルし直すか、それとも/system/lib/のlibm.soを差し替えてしまうか。前者はコンパイル環境を構築しないといけないし、後者は、他への影響があるかもしれないし、うーん、迷う。

2011/01/19 追記
消極的な方法でSL4A上から動くようにしてみた
IS01でSL4AのPerlを動かす

# /system/lib/ 配下のファイルのパーミッションが755ではなく、644なのが気になる。

2011/01/04

Rubyをインストール

AndroidでRubyスクリプティング
で、rattcv氏がIS01で動くRubyをコンパイルし公開されていたので、ダウンロードしてインストール。

open-uriを使ってhttpでのファイルの取得も問題無しでした。

rattcvの日記。では他にもConnectBotをIS01で使用しやすいように修正したものや、Vimやも公開されています。(2010/10/30の投稿)

2011/01/03

IS01ではSL4AのPerlは動かない

タイトルのとおり、動かなかった。
/data/data/com.googlecode.perlforandroid/files/perl/perl --version
と実行すると
reloc_library[1302]:  2557 cannot locate '__aeabi_fadd'...CANNOT LINK EXECUTABLE
となる。
NDK周りの問題かと思ったので、(IS01のlibm.soの問題。IS01でPerlを動かす、参照)SL4AのページからPerlの最初のリリース時のase_r13.apk (2009/09/22リリース)を入れてperl_r0.zipを入れてみたけど結局動かず。
Android NDK, Revision 2の頃のコンパイルだから動くかな、と思ったけど。残念。

IS01では、SL4Aで動いたのは試した範囲ではLua, Shell、でJRuby, Pythonは動かなかった(その他は試さず)。しかし、一見動いているLuaもhttp通信を行うため
require ("socket.http")
とすると、
error loading module 'mime.core' from file '/data/data/com.googlecode.luaforandroid/files/lua/lib/lua/5.1/mime/core.so':
Symbol not found:
mimeモジュールのところでとエラーがでる。
mimeモジュールを使わないようにsocket.httpを変更してみたけど、
http://www.google.co.jp/ のようなページは取得できるものの、「/」のあとに何かあると、取得できず。
Luaをきちんと勉強していないので、深追いはせず。