2011/05/23

Androidのターミナルでsl

歌代氏が、sl-jslinux - hatena.utashiro.comでjslinux向けにslを動く用に修正されたソースを公開されていた。
vt100 環境限定となっている。Androidのターミナルでも動くかも。
Android NDKの環境構築も兼ねて、コンパイルしてみる。

まずAndroid NDK | Android Developersから、Linuxでコンパイルするのでandroid-ndk-r5b-linux-x86.tar.bz2をダウンロード。
ダウンロードしたファイルをホームディレクトリで展開。

コンパイル用にディレクトリ(~/sl/jni/)を作成。

slコマンドのソースの
 #include <tcclib.h>
となっている行を
 #include <stdio.h>
に修正し、sl.cとして~/sl/jni/に保存。

~/sl/jni/Android.mk を以下の内容で作成。
LOCAL_PATH := $(call my-dir)
include $(CLEAR_VARS)
LOCAL_MODULE := sl
LOCAL_SRC_FILES := sl.c
include $(BUILD_EXECUTABLE)
~/sl/jni/に移動してコンパイル。

$ ~/android-ndk-r5b/ndk-build
と入力すると
Compile thumb  : sl <= sl.c
Executable     : sl
Install        : sl => libs/armeabi/sl
と出力された。~/sl/libs/armeabi/に移動し、

$ file sl
と入力すると、
sl: ELF 32-bit LSB executable, ARM, version 1 (SYSV), dynamically linked (uses shared libs), stripped
と出力された。これをIS01に送って実行してみる。


slコマンドが動いた。